会話から始める、小説の組み立て方

小説の執筆方法は作家によって千差万別。これが唯一の正解というものはありません。しかし、もし「登場人物を生き生きと描きたい」「自然なやりとりを生み出したい」と考えているなら、まずは会話から書き始める方法を試してみてはいかがでしょうか。

最初は、細かい描写や状況設定を考えず、適当に登場人物同士の会話だけを書いてみる。ストーリーが決まっていなくても、キャラクターがどんな言葉を交わすのか、自由に書き出してみるのです。

次に、その会話の流れを活かしながら、説明文や感情の文を加えていきます。誰がどんな表情で話しているのか、どんな状況の中で会話が交わされているのかを補足していくことで、シーン全体が形になっていくでしょう。

この方法が自然にできるようになれば、登場人物の性格や彼らの関係性をしっかりと把握できている証拠です。

会話を中心に物語を展開することで、キャラクター同士のやり取りが生き生きとし、彼らの個性が際立つようになります。こうして登場人物が魅力的に描かれることで、読者は物語により深く引き込まれ、感情的に共鳴しやすくなります。

キャラクターの魅力を最大限に引き出すことで、物語全体の力強さが増し、読者にとって忘れられない作品へと成長するのです。このステップを踏むことが、より良い小説を書くための大きな一歩となります。

くじらも、実際にやってみました。成果は後程、ご報告させていただきます。